フジテレビに「放送倫理違反なし」とBPOが見解示す[2020/10/14 15:59]

 BPO(放送倫理・番組向上機構)は「誘導尋問された」などとしてフジテレビから取材を受けた住民の申し立てがあった問題で、放送倫理上の問題はないとの見解を示しました。

 フジテレビは去年8月、学習塾の生徒たちが都内の公園で大縄跳びをしながら大声で歴史の暗唱をし、住民による苦情を受けて行政がこれを規制したことについて放送しました。このVTRでインタビューを受けた周辺住民の女性が大縄跳びに迷惑をしているかのような発言を誘導尋問をされたとして、フジテレビに「捏造(ねつぞう)に対する謝罪と意見の撤回」を求め、BPOに申し立てていました。この問題を審理した放送人権委員会は「放送倫理上の問題があったと判断することはできない」との見解を示しました。フジテレビは「我々の主張が受け入れられたものと考えております。これからもより良い番組作りに努めて参ります」とコメントしています。

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