原発新設も…温室効果ガスゼロで世耕参院幹事長[2020/10/27 18:10]

 政府が目指す2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする方針について、自民党の世耕参院幹事長は実現に向けて原子力発電所の新設に向けた検討を進めていく考えを示しました。

 自民・世耕参院幹事長:「政府の方針にはなってませんが、もっと新しい技術を取り入れた原発のですね、新設といったこともですね、検討進めていくことが重要ではないかというふうに思います」
 元経済産業大臣を務めた世耕参院幹事長は温室効果ガスの排出を2050年までに実質ゼロにする目標は野心的であることは間違いないと指摘しました。そのうえで、水素の利活用やCO2を再利用するカーボンリサイクルなどの技術開発を進めるために予算を投入していくことの重要性を訴えました。一方で、「CO2を出さずに大量のエネルギー供給ができるのは原子力だ」と述べ、原発については安全に配慮して再稼働を進めたうえで新しい技術を取り入れた形での新設についても検討していく考えを示しました。

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