政府は18日、地上配備型のミサイル迎撃システム「イージス・アショア」の代わりとして、新型のイージス艦を2隻建造する方針を閣議決定しました。
政府は今年6月にイージス・アショアの配備計画を断念した後、その代替策として新型のイージス艦2隻を建造するほか、長射程の巡航ミサイルの開発方針も盛り込みました。日本を標的にしたミサイルを相手国内で阻止する「敵基地攻撃能力」の保有を含めた方針案が検討されていましたが、今回は敵基地攻撃能力には直接触れず、「抑止力強化について引き続き検討を行う」との表現にとどめました。ただ、長射程の巡航ミサイルは敵基地の攻撃も可能となるため、将来的な能力保有の可能性を残した形です。
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