刑事罰削除のウラに与党議員の“銀座で飲食”問題[2021/01/28 18:47]

 国会でも総理が追及を受けた東京・銀座のクラブ問題ですが、コロナ関連の改正法案の修正協議にも飛び火したようです。国会記者会館から報告です。

 (政治部・土田沙織記者報告)
 与党と野党の幹事長が会談して詰めの協議が行われました。28日午前の与野党国対委員長会談では、感染症法改正案の焦点となっていた入院を拒否した場合などに科す懲役や罰金といった刑事罰を削除することで合意しました。

 与党側は27日まで懲役刑を削除して罰金刑は残す考えでいたため、一気に下りた形です。

 これには自民党議員の夜間の飲食問題などが大きく影響しました。野党の厳しい追及を受け、与党幹部からも「法案(調整)においても強く出られなかった」という声が漏れてきます。

 また、幹事長会談で緊急事態宣言下で時短営業の命令に違反した場合の過料も50万円以下から30万円以下に引き下げることで合意しました。与党側が最大限、譲歩した格好となりました。

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