政治

2021年3月23日 16:14

知事選で大敗受け…自民党千葉県連会長が辞意表明

2021年3月23日 16:14

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 21日に投開票された千葉県知事選で自民党が擁立した候補が大敗したことを受け、自民党の千葉県連会長・渡辺博道元復興大臣は会長を辞職する意向を表明しました。

 自民党・渡辺博道千葉県連会長:「全責任は私自身にあるということで、辞任をさせて頂いた。当初、他の人の擁立が進められていたことも影響していると思う。その過程からきょうまで、私の不徳の致すところだ」

 渡辺会長はこのように述べ、千葉県選出の国会議員を集めた場で辞意を表明しました。

 千葉県知事選を巡っては、自民党は当初、鈴木大地前スポーツ庁長官の擁立を目指していました。

 しかし、鈴木前スポーツ庁長官のスポーツ界での活躍を期待した森喜朗氏が「政治の醜いところにさらさらないでほしい」などと反対したため断念しました。

 その後、元県議の関政幸氏を推薦して党幹部が応援に入りましたが、熊谷俊人前千葉市長に100万票以上の大差で敗北しました。

 敗因として、自民党支持者の約6割が熊谷前千葉市長に流れたという分析が出ています。

 これについて渡辺会長は「コロナ禍の選挙で、自民党支持層へのサポートが足りなかった」と反省の言葉を述べました。速やかに次の会長候補を選びたいとしています。

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