菅総理大臣の自民党総裁の任期満了が9月末に迫るなか、自民党の選挙管理委員会が発足しました。いつ総裁選を行うのか、具体的な日程は26日に決まります。
前回の総裁選は、安倍前総理の突然の辞任により行われ党員投票が省略されました。
今回は、党の規定に基づき党員投票が行われます。
党内には、「解散総選挙の前に総裁選をやるべきだ」といった声がある一方で、「コロナの状況を見れば総裁選は年末まで先送りするべきだ」といった声が出ています。
党の規定によりますと、早ければ9月20日が投開票日となりますが、具体的な日程は、解散時期を見極めたうえで26日に決定されます。
一方、総裁選への出馬を巡っては、菅総理が意欲を見せた以外に表明する人は今のところ出ていません。
「菅総理のまま選挙を迎えるのは良くない」として出馬を模索する動きがある一方で「菅総理に勝てる見込みはない」として誰も出馬しないとの見方も出ています。
二階幹事長は会見で、「総裁候補が複数になる見通しはない」と述べ、そうした党内の様々な声を牽制(けんせい)しています。
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