岸田氏 森友問題の再調査「必要ない」考え強調[2021/09/07 18:20]

 自民党の総裁選に出馬を表明している岸田前政調会長は安倍内閣で起きた森友学園を巡る文書改ざん問題について再調査の必要はないとの考えを強調しました。

 岸田前政調会長:「安倍さんがどう判断されているかは分かりませんが、繰り返しますが私は説明すると言っています。再調査するとか、行政や司法の対応についてどうこうということは全く言っておりません。何か変えるとか、あるいは、さらに再調査するとかそういうことを何か申し上げていることではない」

 森友学園への国有地売却を巡る公文書改ざん問題について岸田前政調会長は2日、TBSのBS番組で「納得するまで説明を続ける」と発言し、再調査の必要性に言及したと捉えられていました。

 この発言は、これまで再調査を否定してきた安倍前総理や麻生財務大臣らを刺激し、岸田前政調会長への支援が離れたとみられています。

 岸田前政調会長は再調査の必要性を否定することで安倍前総理や麻生財務大臣へ配慮をみせた形です。

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