麻生派、第3派閥に転落　自民党・佐藤前総務会長ら4人が退会　[2022/02/25 15:00]

　自民党の佐藤勉前総務会長ら4人が所属する麻生派を退会しました。麻生派の所属議員は49人となり、党内第3派閥へと転落しました。

　佐藤勉前総務会長、御法川信英国対委員長代理、丹羽秀樹国対副委員長が25日、麻生派の森英介事務総長同席のもと麻生副総裁と面会し、退会届を提出しました。

　また、佐藤氏らは、国会日程のため同席できなかった阿部俊子元外務副大臣の退会届も提出したということです。

　佐藤氏は退会の理由について「一身上の都合」とのみ伝え、麻生氏からは派閥に残るよう慰留されることなく、退会が了承されたということです。

　佐藤氏は、菅前総理大臣の側近として知られ、今後の菅氏との連携が注目されますが、麻生氏との面会後、「まだ全く考えていない」と述べるにとどめました。

　麻生派は茂木派に並ぶ党内第2派閥でしたが、佐藤氏らの退会により所属議員が49人となり、安倍派、茂木派に次ぐ第3派閥となりました。