林外務大臣は8月4日に予定されているASEAN(東南アジア諸国連合)と日中韓3カ国による外相会合に合わせて就任後、初めて対面での日中外相会談を行う方向で調整しています。
林大臣は3年ぶりに対面で行われるASEANの関連外相会合に出席するため、8月3日から6日の日程でカンボジアのプノンペンを訪問します。
一連の会合で日本政府は海洋進出を進める中国を念頭に自由で開かれたインド太平洋での連携を訴える方針です。
また、国軍による市民の弾圧が続き、邦人男性が拘束されているミャンマーの情勢についても意見交換が行われます。
さらに、林大臣は会合に出席している中国の王毅外相と4日にも初めて対面での会談を行う方針です。
日中関係を巡っては、尖閣諸島問題やウクライナ侵攻を続けるロシアと連携した軍事行動などで緊張関係が続いています。
一方で、9月には日中国交正常化50周年を迎え、首脳会談の開催も一つの焦点です。
「知中派」でもある林大臣が中国側とどのように向き合うのか、その対応が注目されます。
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