【速報】元自衛官女性への性暴力 防衛省が5人の免職など加害者の懲戒処分を発表[2022/12/15 15:42]

 防衛省は元自衛官・五ノ井里奈さんへの性暴力に対し、5人の隊員を免職とするなど関係者を懲戒処分したと発表しました。

 自衛隊のハラスメントを巡っては、元陸上自衛官の五ノ井里奈さんが訓練中に男性自衛官から性的被害を受けたとして、防衛省に対して調査を求めていました。

 防衛省は15日、昨年8月末から五ノ井さんが所属していた部隊の隊員約100人に聞き取りを行った概要を明らかにし、胸を触ったり、押し倒して性的な接触を強要したなどとして、20代から40代の男性自衛官5人を免職処分としました。

 また、訓練終了後の車の中で服を脱ぐことを促したとして30代の男性自衛官1人を訓戒としたほか、五ノ井さんから被害の訴えを受けたにもかかわらず、調査を行わなかったとして上司であった30代の男性自衛官1人を半年の停職としました。

 五ノ井さんは去年8月の被害などについて防衛省に対して被害届を出し、防衛省は去年8月末から調査を行ったほか、捜査機関による捜査も行われてきました。

 しかし、被害は認められないまま今年6月に退職しました。

 今月15日になって処分が出たことについて、五丿井さんはANNの取材に対して「私が辞める前に対応してほしかったです」と述べました。

 また、自身のツイッターで加害者について「処分の重さに関係なく、誠意を持って責任を取って頂きたいと思います。気持ちを整理して、週明けに会見で改めて近況をお伝えします」とコメントしています。

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