政府は同志国の軍に防衛装備品などを提供する新たな支援の枠組み「OSA(政府安全保障能力強化支援)」の支援先として、今年度はフィリピンやマレーシア、バングラデシュ、フィジーの4カ国を対象にすると発表しました。
対象国には衛星通信システムやレーダーなど無線システムなどの供与が想定されています。
松野官房長官は会見で「相手国のニーズを踏まえて政府部内で検討していく」と述べていました。
OSAはODA(政府開発援助)とは別の無償による資金協力の枠組みで、法の支配など価値観を共有する同志国の安全保障能力の強化を後押しすることで、覇権主義的な動きを強める中国などを念頭に抑止力を高める狙いがあります。
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