処理水放出巡り福島県知事“中国対応”を岸田総理に要望 [2023/08/31 18:58]

 福島県知事が岸田総理大臣に直接、中国への対応を求めました。

 内堀福島県知事:「私自身も昨日、実際に迷惑電話を受けた病院、薬局が非常にご苦労しているというお話、聞いたところであります。こういった点についても外交ルート等からしっかりと申し入れをしていただき、事態が早期に沈静化されることを期待しています」

 内堀知事は2年前から、中国から多くの電話が福島県庁に掛かってきていたと明らかにし、今回の嫌がらせなどについても「こういった事案はあり得ると考えていた」と述べました。

 一方、野村農水大臣は官邸で岸田総理らと会談した後…。

 野村農水大臣:「(総理とは)情報交換です。それぞれの役所の取り組み状況について、あるいは汚染水のその後の評価等について情報交換をしたということです」

 仮に処理水を汚染水と表現したのであれば今後、波紋が広がる可能性もあります。

 野村大臣は中国が日本産水産物の輸入を全面停止した際には「大変驚いた。全く想定していなかった」と述べ、与党内からも批判が上がっていました。

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