政治

2023年9月1日 15:39

万博パビリオン準備遅れに「タイプX」提案 5カ国のみが関心

2023年9月1日 15:39

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 2025年に予定されている大阪・関西万博で海外パビリオンの建設が遅れているなか、岡田万博担当大臣は日本側に一部の建設を委ねる新たな方式への移行に関心を示しているのは5カ国だと明かしました。

 新たな「タイプX」方式は、パビリオンの基本構造を万博協会が建設し、内装や外装、展示を自国で行う建築方式で、参加者がパビリオンの設計と建設をする「タイプA」に比べて工期が短くなります。

 現在、およそ50の国と地域が「タイプA」を表明していますが、8月末時点で施行事業者が決まったのは13カ国にとどまっています。

 準備が遅れている国に対して政府は「タイプX」方式への移行を提案していますが、岡田大臣は記者会見で「タイプX」に関心を示しているのは現状、5カ国だと説明しました。

 政府関係者は「自前で建てたい国が多いので、強制することはできない」と話しています。

 岡田大臣は4日からメキシコとアメリカを訪問し、パビリオン建設に向けた取り組みの現状や課題について意見交換する予定です。

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