岸田総理大臣はイスラエルのネタニヤフ首相と電話で会談し、ガザ情勢を巡り、事態の早期沈静化や国際法を順守する重要性を訴えました。
電話会談はイスラエル側からの要請でおよそ20分間行われました。
岸田総理は「民間人の犠牲者が増え続けることは避けるべき」として、「国際人道法を含む国際法を順守する重要性」について訴えました。
そのうえで「二国家解決」を支持していて、イスラエルとパレスチナが平和裏に共存できることが重要であるという日本の立場を伝えました。
これに対して、イスラエルのネタニヤフ首相からはガザ地区におけるイスラエルの軍事行動に関し、イスラエル側の立場について説明があったということです。
また、紅海などで頻発しているイエメンの親イラン武装組織「フーシ派」による船舶への攻撃について「懸念」を確認したうえで、岸田総理は日本関係船舶の「拿捕(だほ)」を含めた行為を断固非難しました。
そのうえで両首脳はガザ地区を含む中東情勢について、引き続き緊密に意思疎通していくことで一致しました。
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