「北方領土の日」の7日、岸田総理は4島の全面返還を目指す大会に出席し、「北方墓参に重点を置いてロシア側に再開を求めていく」と強調しました。
岸田総理大臣
「ご高齢となられた元島民の方々の切実なるお気持ちに何とか応えたいとの強い思いを持って、ロシア側に対し、今は特に北方墓参に重点を置いて、(四島交流)事業の再開を引き続き求めていく」
岸田総理は戦後78年が経った今も、ロシアとの領土問題が解決されていないことは「誠に遺憾だ」と述べました。
ロシアのウクライナ侵攻によって日ロ関係は冷え込んでいますが、岸田総理は「領土問題を解決し、平和条約を締結する」という政府方針を堅持する考えを強調しました。
一方、ロシア側は6日、北方領土返還を求める日本の団体をロシア国内において活動を禁止する「好ましくない組織」に登録したと発表しました。
これについて林官房長官は「極めて一方的で受け入れられない」と抗議し、撤回を申し入れたことを明らかにしました。
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