防衛省は輸血などについて検討する有識者会議からの提言を受け、負傷した自衛隊員に輸血するための血液製剤を自前で製造する方針を固めました。
戦場での死因に失血死が多く挙げられることから、防衛省の有識者会議では輸血の在り方を巡って議論が行われてきました。
現在、有事の際に隊員に輸血する際は血液型ごとの血液製剤を日本赤十字社から購入することとしていますが、血液型の取り違えなどの課題が指摘されていました。
こうした状況を踏まえ、自衛隊は血液型を問わずに投与することができる新たなO型の血液製剤を自前で製造する方針を固めました。
血液製剤の製造に向け、全国の自衛隊員から採血することを想定しているということです。
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