“もしトラ”は「関心をもって注視」 岸田総理[2024/04/19 18:05]

 岸田総理大臣はアメリカの大統領選挙でトランプ前大統領が再登板する可能性にどう備えているかと問われ、「関心を持って注視をしている」と述べました。

国民民主党 榛葉幹事長
「今回の首脳会談では姿こそありませんでしたが、陰の主役はトランプ前大統領でした。十分、予測されるトランプ氏再登場に総理はどのように備えているのか。また、我が国にトランプ氏と気脈を通じる人物が存在するのかお伺いします」

岸田総理大臣
「米国の大統領選挙については私も関心を持って注視しております。そのうえで申し上げれば、日米同盟は揺るぎがなく、その重要性について民主党・共和党を問わず、共通の認識が存在しており、大統領選挙の結果が日米関係の重要性に影響を及ぼすことはないと考えています」

 岸田総理は参議院でアメリカ訪問の帰朝報告を行いました。

 アメリカとイギリス、オーストラリア3カ国の安全保障の枠組みAUKUSがAI(人工知能)など先端技術の分野で協力する方針を新たに打ち出したことについて、共産党は「地域の軍事的緊張と対抗を激化させ、悪循環を招くのは明らかだ」と指摘しました。

 これに対し、岸田総理は「AUKUSの取り組みはインド太平洋の平和と安定に資する」と強調し、AUKUS側の具体的な検討を踏まえて「今後の協力の在り方を検討していく」と述べました。

 そのうえで、外交青書に5年ぶりに明記した中国との戦略的互恵関係を包括的に推進するなどの外交方針とは「矛盾するものではない」と説明しました。

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