社会

2014年4月6日 11:51

約3年ぶり…三陸鉄道北リアス線も全線で運転再開

2014年4月6日 11:51

広告

 東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県の三陸鉄道は、5日の南リアス線に続き、6日は北リアス線が全線で運転を再開しました。

 (坂本奈津美アナウンサー報告)
 記念イベントが開かれている宮古駅です。先ほどの式典では、三陸鉄道の望月社長が万感の思いを込めて運行再開を宣言しました。宮古駅を午前6時8分に出発した下りの一番列車には、再開を待ちわびた大勢の人たちが乗り込んでいきました。北リアス線は、南リアス線より被害の範囲が狭かったとはいえ、一部の区間が約3年運休していました。北リアス線はようやく、震災前の本来の区間である久慈−宮古間107kmの運行ができるようになりました。
 地元住民:「地元なので(再開は)歓迎」「(再開)できるかと思ったが、よく頑張った」
 三陸鉄道は全線での復旧を果たしました。しかし、車窓からの風景はいまだ復興とは程遠い被災地のままです。進まない町づくりと人口流出に伴う乗客の減少。三陸鉄道は、大きな課題を背負ったまま再び走り出しました。

広告