社会

2014年5月28日 19:40

転覆した沖ノ鳥島事故の桟橋が鹿児島県の沖合に到着

2014年5月28日 19:40

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 日本最南端の沖ノ鳥島で桟橋の設置工事中に作業員7人が死亡した事故で、転覆した桟橋が船に引かれて鹿児島県の沖合に到着しました。

 今年3月、沖ノ鳥島で設置工事のために曳航(えいこう)中だった桟橋が転覆し、作業員16人が海に投げ出されて7人が死亡しました。国土交通省は、事故原因を調べるため、特殊なロープで桟橋と船をつなぎ、約2週間かけて鹿児島県の錦江湾の沖合4kmまで運びました。桟橋は長さ30m、幅が20mで、重さが1400tあるため、これまで動かすことができませんでした。事故調査を続けている第三者委員会は、桟橋の損傷部分などを調べ、来月下旬をめどに中間報告を取りまとめる予定です。国交省はこの報告を受け、工事再開の是非を判断する見通しです。

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