社会

2014年6月12日 10:31

「ニホンウナギ」絶滅危惧種に 国際機関が指定

2014年6月12日 10:31

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 絶滅の可能性がある「ニホンウナギ」について、スイスに本部があるIUCN(国際自然保護連合)は12日午前、「絶滅危惧(きぐ)種」に指定しました。

 IUCNは、世界の科学者や政府、NGO(非政府組織)で構成され、毎年、絶滅の恐れのある動植物を公表しています。今回、ニホンウナギを含む2万2000種を絶滅危惧種として新たに「レッドリスト」に掲載することになりました。理由として、過剰な捕獲による個体数の減少や回遊ルートの障害、また、汚染や海流の変化などが挙げられています。ニホンウナギは、「日本で伝統的な美味とされ、日本の最も高級な魚の一つ」と紹介されていて、レッドリストの指定を受けても直ちに捕獲禁止になることはありません。日本の環境省はすでに、ニホンウナギを絶滅危惧種に選定しています。

「IUCNのHPから」

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