尖閣国有化から2年…33日連続で中国当局の船確認[2014/09/11 05:56]

 尖閣諸島の国有化から11日で2年を迎えるなか、今年に入って中国漁船による領海内での違法操業が急激に増えていることが分かりました。

 海上保安庁によりますと、10日午前10時ごろ、中国当局の船4隻が沖縄県の尖閣諸島久場島沖で領海侵入しました。尖閣諸島周辺で中国当局の船が確認されるのは、これで33日連続となります。2年前に政府が尖閣諸島を国有化して以降、中国当局の船による接続水域内での航行は3日に2日のペースで、合わせて495日に達し、そのうち96日については領海侵入しています。また、中国の民間漁船による領海内での違法操業が今年に入って急増し、10日までに去年の2倍以上となる207隻が確認されているということです。海上保安庁は、巡視船12隻と600人からなる尖閣専従の部隊を来年度までに配備する方針です。

「撮影:第十一管区海上保安本部」

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