“勤務地シリア”広告で「イスラム国」参加を計画?[2014/10/07 11:45]

 イスラム過激派組織「イスラム国」に北海道大学の男子大学生が戦闘員として加わろうとしたとされる事件で、大学生が7日に出発の航空券を購入していたことが分かりました。

 北海道大学の26歳の男子大学生は、イスラム国の戦闘員に加わるためシリアに入国しようとした私戦予備及び陰謀の疑いで6日、警視庁公安部に任意で事情聴取されました。その後の捜査関係者への取材で、大学生が成田空港から経由地のトルコに7日に出発する航空券を購入していたことが新たに分かりました。警視庁によりますと、大学生は東京・秋葉原の古書店に張り出されていた「勤務地シリア」と書かれた求人広告を見て、日本人の関係者と渡航の手続きを進めていたものとみられています。大学生は4月以降、複数の関係者とトルコ南部の都市ガジアンテップから陸路でシリアに不法入国する計画を立てていましたが、実行に移そうとした8月には関係者のトラブルがあり、その際は断念したということです。警視庁公安部が引き続き実態の解明を進めています。

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