乗客乗員171人を乗せたアメリカのデルタ航空機が9日、エンジントラブルを起こし、硫黄島の自衛隊基地に緊急着陸していたことが分かりました。
緊急着陸したのは、関西空港を出発してグアムに向かっていたデルタ航空294便です。国土交通省によりますと、旅客機は9日、太平洋上を飛行中に、2つあるエンジンの片方でトラブルが起き、一番近い硫黄島の自衛隊基地に緊急着陸したということです。乗客乗員171人にけがはありませんでした。乗客はすでに出国手続きを終えていたほか、基地内に待機できる場所がないことなどから、代わりの旅客機が到着するまでの約6時間にわたって機内で缶詰め状態だったということです。国交省は、硫黄島に民間機が着陸するのは「極めて珍しい」としています。
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