その数が減っているとされている中国漁船による小笠原諸島のサンゴの密漁ですが、昼間は領海から離れ、夜になると島に近付き、密漁を続けている可能性があることが分かりました。
内閣情報調査室によりますと、今月11日に確認したある中国船団の場合、昼間は父島から45kmの沖合にいて、夜になると領海に侵入し、嫁島から3kmの場所まで接近していました。また、船団の規模も昼は40隻程度でしたが、夜は120隻に急増していたということです。海上保安庁の巡視船が中国漁船の動きを確認しづらい夜間にサンゴの密漁を行っているものとみられています。海上保安庁の佐藤長官は、「巡視船が漁船に近付くと網を上げて逃げられてしまうのが現状」と取り締まりの難しさを話しています。
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