サンゴ密漁対策で、全国から巡視船を集めて一斉摘発[2014/11/21 11:45]

 中国漁船のサンゴ密漁問題で、海上保安庁は、巡視船を全国から集め、これまでの数倍規模の態勢で一斉摘発に踏み切りました。小笠原諸島にいる密漁船は、昼間は離れて船を待機させ、夜になると領海内に入ってくるため、海上保安庁は21日未明から摘発に乗り出し、漁船を取り囲んだうえで密漁現場を確認し、中国人船長を現行犯逮捕しました。

 海上保安庁によりますと、午前1時すぎ、小笠原諸島嫁島の沖合の日本の領海内で、中国の漁船がサンゴの密漁に使う網を海に垂らしているところを警戒中の巡視船が確認しました。漁船は停船命令に従わず、約6時間以上にわたって逃走しましたが、午前7時すぎに海上保安官が船に乗り込み、領海内操業の疑いで中国人船長の林本章容疑者(44)を現行犯逮捕しました。海上保安庁は、夜間に領海内で急増する中国漁船の行動パターンを把握し、これらを取り締まるため、全国の海上保安部から大型巡視船などを集め、未明に一斉摘発に踏み切りました。
 太田国交大臣:「真っ暗闇という状況のようですがということを認識して、夜もしっかり監視態勢を強めるように指示している」
 小笠原諸島周辺には、一時、200隻以上の中国漁船が押し寄せ、その後に数は減ったものの、20日の時点で47隻が確認されています。海上保安庁は21日午後にも、林容疑者の身柄を航空機で移送し、本格的な取り調べを始める方針です。