映画「仁義なき戦い」や「トラック野郎」などで知られる俳優の菅原文太さんが、肝がんによる肝不全で亡くなっていたことが分かりました。81歳でした。
東映によりますと、菅原さんは先月28日、転移性の肝がんによる肝不全のため東京都内の病院で亡くなりました。すでに、福岡県の太宰府天満宮で家族葬が営まれたということです。菅原さんは仙台市出身で、早稲田大学法学部を中退後、1958年に俳優としてデビューしました。その後、映画「仁義なき戦い」シリーズや「トラック野郎」シリーズが大ヒットし、日本を代表する俳優となりました。2007年に膀胱(ぼうこう)がんになり、「全摘出しなければ余命は半年か1年」と宣告されたものの、他の病院で「温存療法」を続けてがんを克服しました。2009年に山梨県で農業生活を始め、俳優業の第一線から退いていました。
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