「ヤード」と呼ばれる自動車の解体施設が犯罪の温床になっているとして、千葉県は、全国で初めてヤードを規制する条例を制定しました。
千葉県には、自動車の解体などをするヤードと呼ばれる施設が確認できるだけで約510カ所あり、全国で最多となっています。去年2月に柏市で男性が車にはねられて殺害された事件では、犯行に使われた車がヤードで解体されるなど、施設が悪用されるケースが多いということです。こうした状況を受け、千葉県は、ヤードの代表者や所在地などを県に届け出ることを義務付ける全国で初めての条例を制定しました。守らなかった場合、3カ月以下の懲役か30万円以下の罰金が科されます。条例は来年4月1日から施行されます。
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