オウム高橋克也被告公判 VX事件審理で被害者出廷[2015/01/20 22:41]

 オウム真理教の元信者・高橋克也被告(56)の裁判は、20日から猛毒のVX襲撃事件の審理に入り、被害者の男性が証人として出廷しました。

 1995年1月、東京都港区で「オウム真理教被害者の会」の永岡弘行(76)さんが猛毒のVXを掛けられ、一時、意識不明となり、大阪でも会社員の浜口忠仁さん(当時28)がスパイと間違われて殺害されました。高橋被告は、この事件で実行役の支援や運転手役を務めたとされています。20日の冒頭陳述で検察側は、VXが1滴でも付着すれば死に至ることを高橋被告は認識していたと指摘しました。一方、弁護側は「教団が作ったVXに人を殺す能力があるとは思わなかった」などと反論しました。証人として出廷した永岡さんは「弁護士からも注意するよう言われていたので、間違いない。オウムがやったんだろうと思った」と証言しました。

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