社会

2015年1月26日 20:05

オウム高橋被告の公判 見張り役の元信者が証言

2015年1月26日 20:05

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 オウム真理教の元信者・高橋克也被告(56)の裁判は26日、VX襲撃事件の見張り役だった元信者が出廷し、「教団が作るものは、ろくでもないものばかりだった」と証言しました。

 高橋被告の裁判は、猛毒のVX襲撃事件の審理が進められています。大阪と東京、2つの事件で見張り役を務めた元信者(49)が証言しました。元信者は、事件前に「VXが1滴とか2滴でも身体に付着すると呼吸困難で亡くなると知っていた」としたうえで、「教団が作るものは、ろくでもないものばかりだった」と証言しました。元信者は高橋被告について、「東京の事件でVXをかける実行犯の補助を務めていたが、何か意見を述べたことは、元々、無口なので記憶にない」と証言しました。元信者は「当時は狂信的にオウムを信じていた。人の命を奪うことは悪いことと思いませんでした」と振り返り、「大変、申し訳なかったと思っています」と謝罪しました。

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