ゴールデンウィークの初日ということもあって、6万人以上に影響が出た新幹線の運転見合わせ。様々な行き先があるなか、キャンセル料などはどうなるのでしょうか。
私たちが目にする機会はあまりありませんが、JR東日本の営業規則には遅延の補償が定められています。2時間以上の遅れで補償の対象となり、この場合、乗車自体を取りやめたとしても乗車券・特急券ともに払い戻せます。また、目的の駅に到着した場合も特急券のみ払い戻すことができます。いずれのケースも遅延証明書があれば1年以内の精算が可能で、払い戻しは駅の精算所、みどりの窓口で行われ、手数料は掛かりません。
一方、列車の遅れで、その後に利用する予定だった飛行機などに乗り継ぎができなかった場合は、残念ながら飛行機などの料金は補償されないということです。こうした場合、列車の遅延証明書をもらって、飛行機に乗り継ぐ先で次の便を交渉するなどし、もし空港で宿泊料などが発生してしまった場合はクレジットカードなどで加入する旅行保険の会社に問い合わせるという方法もあります。ちなみに、海外のツアー旅行に参加していた場合、旅行会社に確認したところ、「飛行機のチケットの取り直しを手伝う場合もありますが、料金の返還などは一切、行わない」ということです。
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