社会

2015年5月6日 10:31

箱根山、小規模噴火の可能性も 警戒レベル1から2に

2015年5月6日 10:31

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 火山活動が活発化している箱根山について、気象庁は噴火警戒レベルを「2」の火口周辺規制に引き上げました。大涌谷周辺では、小規模な噴火が起きる可能性があるとして警戒を呼び掛けています。

 箱根山の地下を震源とする火山性地震は5日の一日で116回あり、過去15年間で最も多い回数でした。また、震度1、M2.0以上の有感地震が3回あったほか、午後9時すぎにこれまでよりもマグマに近い地下の深い場所で揺れがあったことから、「火山活動のステージが変わった」と判断し、噴火警戒レベルを引き上げたということです。気象庁は、大涌谷周辺では小規模な噴火に伴って大きな噴石への警戒を呼び掛けています。また、離れた場所でも風下側については火山灰や小さな噴石に注意が必要だとしています。箱根山で警戒レベルが「2」に引き上げられたのは今回が初めてです。

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