神奈川県の箱根山は、噴火警戒レベルが2に引き上げられてから6日で1カ月です。蒸気の勢いはやや弱まっているものの、依然として警戒が続いています。
気象庁によりますと、多い日には400回を超えていた火山性地震は5日は4回で、小康状態が続いています。4日の調査では、大涌谷の温泉施設から噴き出している蒸気の勢いがやや弱まっていたということです。ただ、気象庁は、火山活動そのものは落ち着いていないとして、噴火警戒レベルの引き下げの見通しは立っていないとしています。大涌谷では、ロープウェーの運休や名物の「黒たまご」の販売中止が続いています。観光客の減少が懸念されるなか、箱根町の山口昇士町長は「火山活動が早期に終息することを切に願う」と話しています。
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