75人が亡くなった広島市の土砂災害から20日で1年です。被災地では、遺族らが追悼の祈りを捧げています。
広島市安佐南区の被災地では、土石流が発生したとみられる午前3時すぎから遺族らが犠牲者を悼む姿が見られました。
息子を亡くした遺族:「いつも思い出しては泣いています。可哀想に。務君と呼んで返事をもらいたいだけです」
広島市の北部を襲った土砂災害では、関連死を含めて75人が犠牲になり、4700棟を超える住宅が被害を受けました。広島市によりますと、19日の時点で830世帯、1794人が災害前の自宅に戻れていません。国と県は被災地の31カ所で今年度中に砂防ダムを完成させる計画ですが、用地の取得などに時間が掛かり、いまだに4カ所が未着工です。
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