東日本大震災の被災地でコールセンターを開設していた会社が、震災復興を目的とした国の補助金数億円を不適正に使っていたことが厚生労働省の調査で分かりました。
「DIOジャパン」は、被災者を雇用して人材を育成するとして国から震災復興の補助金を4年間で43億円受け取り、東北の被災地各地でコールセンターを開設しました。ところが、雇った被災者に本来のコールセンター業務ではない仕事をさせるなど、不適正な補助金の使い方が数億円に上ることが厚労省の調査で分かりました。
DIOジャパン・本門のり子社長(当時):「(Q.不正の認識は?)ないです、それは」
厚労省は今週中にも調査結果をまとめる方針です。また、警察も不適正な補助金の使用を把握していて、関係者から事情を聴くなどしています。
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