遅延に関して航空会社が責任を負うという法律上の規定はなく、仮に1日遅れても目的地に着けば補償は発生しません。しかし、今回、システムトラブルがあった全日空では、故障などで遅れが出て翌日または深夜になった場合、原則として1万5000円を上限にタクシーなどの交通費や宿泊費を支払うとしています。遅延が判明した時点で、飛行機をやめて新幹線などを使う場合は払い戻しの手数料はかからず、新幹線などの代金が航空券より高い場合は、差額を負担してくれます。全日空では今回、遅延のおわびとして大分空港では飲食代に現金1000円を配布。また、青森空港や新潟空港などで1000円分の飲食券を配るなど、各空港によって金額や条件は違うものの飲食代を出す対応もしているということです。
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