大きな被害が出ている熊本県南阿蘇村の上空から報告です。
(辻塚理沙記者報告)
(Q.大規模な土砂崩れが見えるが規模はどれくらいか?)
幅は数百メートルという感じですが、土砂崩れの先は東海大学の学生寮がある向陽地区です。向陽地区と熊本市を結ぶ道路が完全に寸断されています。かなりの範囲で道路が下に落ちているのが分かります。そして、JRの豊肥線のレールがこの土砂崩れで流出しているものと思われます。この電車のレールですが、道路のアスファルトのほうに流れてそのままぐしゃぐしゃになっているのが分かります。車も1台そこに止まっているのですが、しばらく復旧の見通しは完全に立たないなというぐらいひどく壊れている状況です。
(Q.道路と線路は並行して走っていた場所で、土砂崩れによって線路が川のほうへ押し流されたという感じか?)
線路も道路もちょうど熊本市中心部から並行に走ってきています。それが山間部からの土砂崩れで一緒に流されて谷間のようになって崩れてしまっているという状況です。
(Q.住民の皆さんが避難をしている、あるいは集まっている場所はあるか?)
東海大学の学生寮のすぐ近くに小学校があり、そこにドクターヘリなどが止まっていて、辺りに住んでいる人たちが避難している様子が見えます。先ほどまで広場のところにドクターヘリが止まっていて、何人かの人が避難されていましたが、今は別の場所に移動していると思われます。
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