社会

2016年5月19日 20:27

互いに気付かず…貨物船衝突事故で報告書公表

2016年5月19日 20:27

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 2014年に神奈川県三浦市沖で7人が死亡した貨物船同士の衝突事故で、国の運輸安全委員会は、それぞれの船の航海士が直前までお互いの船に気付かなかったことが原因とする報告書を公表しました。

 2014年3月、三浦市沖でパナマ船籍の貨物船「ビーグル・スリー」と韓国の貨物船「ペガサス・プライム」が衝突し、ビーグル・スリーの中国人乗組員7人が死亡、2人が現在も行方不明です。運輸安全委員会の報告書によりますと、それぞれの航海士が直前までお互いの船に気付かなかったために衝突した可能性があります。ペガサス・プライムの2等航海士は左に進路を変えた後、適切に見張りを行っていなかったとしています。一方、ビーグル・スリーの2等航海士は死亡したため、見張りの状況については分かっていないということです。

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