関東の水がめといわれる8つのダムの貯水率が4割になるなか、11日から渡良瀬川で10%の取水制限が始まりました。関東では今年初めての取水制限です。
群馬県みどり市にある渡良瀬川上流の草木ダムでは、午前11時の貯水率が58.7%で過去最低になりました。周辺では先月の降水量が例年の半分以下で、今月に入ってからも雨はほとんど降っていません。国土交通省は11日から渡良瀬川で10%の取水制限を始めました。対象は栃木県や群馬県の農業用水などです。過去20年間で最も早い取水制限です。関東の水がめと呼ばれる草木ダムを含む利根川水系の8つのダムの平均貯水率は40%になっていて、早ければ来週にも取水制限の対象が広がる可能性もあります。
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