520人が犠牲になった日航機墜落事故からまもなく31年です。夫を亡くした女性が事故を知らない子どもたちに向けた絵本を出版します。
谷口真知子さん(68)は1985年8月、日航機の墜落事故で夫の正勝さん(当時40)を亡くしました。谷口さんは、突然、襲った悲劇に後を追って死ぬことも考えましたが、当時、9歳と13歳の息子とともに力を合わせて悲しみを乗り越えました。その経験を絵本として出版し、事故現場にある夫の墓標に報告しました。
谷口真知子さん:「これだけの時間の経過があったからこそ振り返って、いろんな思い出を絵本にして自分から発信できる立場にやっとなれたかなって」
谷口さんは絵本を読んだ子どもたちに幸せな日々の大切さを感じてもらうとともに、航空機に関わる人たちに事故の再発防止を訴えたいとしています。
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