東京都の小池百合子知事は、公約だった「待機児童解消」に向けた緊急対策を発表しました。100億円を超える規模の「補正予算案」を組み、当初、1万2000人だった児童の受け入れを5000人増やし、1万7000人を受け入れるとしました。まず、保育所建設のスピードを早めるために年度内に工事に着手すれば、建設に掛かる費用などの補助額を増やすとしています。さらに、空き家などの活用を進めるため、不動産事業者などとの協議会を設置して連携を深めます。不足する保育士の確保については、これまでも宿舎の借り上げ支援を行っていましたが、採用5年目までが対象だった家賃補助を最大8万2000円すべての保育士にも適用。ベテランの離職を防ぐ狙いです。
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