社会

2017年5月9日 00:05

皇后さまが毎年恒例の“山つけ” 明治から続く伝統

2017年5月9日 00:05

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 皇后さまが毎年、取り組んでいる養蚕の作業を始められました。

 8日、皇后さまは皇居の中にある紅葉山御養蚕所で、日本原産の蚕「天蚕」の卵が付けられた短冊をクヌギの枝に取り付けられました。この作業は「山つけ」と呼ばれ、蚕は2日から3日で卵から孵化(ふか)すると周りの葉を食べて成長し、2カ月ほどで繭を作ります。皇后さまは、クヌギの木の成長について「どうですか」などと職員に尋ねられていました。皇室の養蚕は、明治時代から歴代の皇后が引き継いで続けられています。

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