山梨県で発生した山岳遭難の件数や遭難による死者数などが過去最多になったことを受け、山梨県警は山岳救助を専門とする部隊を新しく発足させました。
山梨県によりますと、去年1年間に発生した山岳遭難は161件あり、遭難者数が180人、死者数が30人に上り、統計を取り始めた1965年以降で、いずれも過去最多となりました。これを受けて、山梨県警は遭難防止活動と救助を専門とする「山岳警備安全対策隊」を新しく設置し、発足式が行われました。
山岳警備安全対策隊・志村一隊長:「遭難者の状況を見ると、約9割が県外の出身。高齢者の方の遭難が約8割を占めているという状況。これらの方をいかに山岳遭難を減らしていくかということが一番、大きい課題」
県警は隣接する県の警察と広く情報を共有し、遭難件数などの減少に努めていくとしています。
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