犯罪被害者らが裁判に参加できる制度作りなどに尽力した全国犯罪被害者の会「あすの会」が18年間の活動に幕を下ろしました。
あすの会は、犯罪被害者等基本法の成立や刑事裁判に被害者や家族が参加できる制度の導入に貢献しました。その後、法律や制度が改善されてきたことを受け、解散を決めました。
光市母子殺害事件遺族・本村洋さん:「(当初は)こんなに早く日本の刑事訴訟法が変わったり被害者補償制度が整備されるとは思っておりませんでしたが、協力頂いたすべての方々にとても感謝しております」
事件で妻と娘を失った本村さんは「社会も法律も信頼して生きていけると立ち直れた」と振り返りました。また、逆恨みした男に妻を殺された遺族でもある岡村勲弁護士は「被害者が先頭に立たないと進まないのは最後にしてほしい」と話しました。
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