厚生労働省の審議会は、今年度の最低賃金の目安を時給874円まで引き上げることを決めました。過去最高の引き上げ額です。
労働者に支払われる最低限の時給は現在、全国平均で848円です。労使の代表と専門家からなる厚生労働省の審議会は、今年度の最低賃金の目安を前年度から26円引き上げ、時給874円とすることをまとめました。政府は毎年3%程度、引き上げる方針を打ち出していて、現在の方式になってから最高の引き上げ額を3年連続で更新しました。今後は都道府県ごとに最低賃金が決められ、10月から引き上げられます。労働側は来年までに800円以下の地域をなくし、地域間の格差を解消したいとしています。
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