社会

2018年8月29日 17:16

増える児童虐待の情報をデータベース化へ 警察庁

2018年8月29日 17:16

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 警察庁は、来年度予算の概算要求で全国の虐待事案の情報をデータベース化して共有できるシステムの整備費用として4700万円を計上しました。

 児童虐待事件の検挙数は去年1年間で1138件で、統計を取り始めた1999年以降、過去最多となりました。虐待について警察は都道府県ごとに情報を収集していますが、他県の情報はその都度、電話などで確認して把握しています。警察庁ではこうした状況を踏まえ、緊急時に情報をいち早く把握できるよう全国で起きた虐待事案の内容や時期などをデータベース化し、都道府県警察の間で情報の共有ができるシステムの整備費用として来年度予算の概算要求で4700万円を計上しました。警察庁はこのほか、6月に富山市の交番が襲撃されて奪われた拳銃などによって2人が死亡した事件を受け、奪われにくいように改良された新型の拳銃入れを導入するための予算なども計上していて、来年度予算の概算要求の総額は3400億円に上るということです。

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