台風24号接近 JR在来線運転取りやめ交通機関に影響[2018/09/30 23:04]

 台風24号の接近に伴い首都圏のJRの在来線が運転取りやめになるなど交通機関に影響が出ています。

 JR東日本によりますと、東海道線や湘南新宿ラインは30日午後6時以降、山手線や京浜東北線は午後8時以降、順次、運転を取りやめました。この他の首都圏を走るすべての在来線も順次、運転を取りやめています。JR東日本は首都圏のすべての在来線で計画的に順次、運転を取りやめたのは確認できる限り、初めてとしています。また、来月1日の朝も運転見合わせが決まっている路線があります。内房線、外房線は一部区間で始発から午前6時ごろまで運転を見合わせます。上越線と吾妻線は一部区間で始発から午前8時ごろまで運転を見合わせる予定です。総武本線、京葉線、武蔵野線、成田線、東金線、鹿島線、久留里線は午前6時ごろまで本数を減らして運転する予定です。また、「スペーシアきぬがわ」「日光」など、午前中出発の特急4本が運休する予定です。新幹線では30日、東海道新幹線が午後5時以降のすべての列車で運休したほか、山陽新幹線は新大阪駅から広島駅間で、上下線とも運転を取りやめました。また、東北や上越などの新幹線は、午後7時半以降の一部の列車で運休となっています。来月1日の東北、山形、上越、北陸新幹線は始発から平常通り運転する予定です。
 私鉄の情報です。西武線は30日午後8時以降、本数を減らして運転し、午後10時から順次、運転を見合わせています。東武線は日光線と伊勢崎線の特急で午後8時以降、本数を減らして運転して午後9時以降は運転を取りやめました。来月1日も日光線と伊勢崎線の特急は、始発から午前9時台まで運転を取りやめる予定です。小田急線は午後9時以降、全線で運転を取りやめました。来月1日は今のところ平常通りの運転をする予定ですが、強風の影響が残っている場合は始発を遅らせるなどの対応を取る可能性があるということです。東急線は午後8時以降、本数を6割程度まで減らして運転し、午後11時以降、順次、運転を取りやめる予定です。京王線は午後9時ごろから本数を減らしていて、午後10時ごろを目安に全線で運転を取りやめています。東京メトロの東西線は地上部分である東陽町駅から西船橋駅の間で午後9時以降、運転を取りやめています。都営地下鉄は、三田線で午後11時までに本蓮沼駅から西高島平駅の間で運転を取りやめます。新宿線も午後11時までに大島駅から本八幡駅の間で運転を取りやめます。日暮里舎人ライナーも午後11時までに全線で運転を取りやめます。東京モノレールは午後9時半以降、運転を取りやめています。りんかい線は午後10時以降、運転を取りやめています。多摩都市モノレールは、午後10時20分以降の運転を取りやめています。神奈川県の相鉄線は午後9時ごろから全線で運転を取りやめています。京成線とつくばエクスプレス線は、平常通りの運転をしています。
 空の便です。国内線では30日で日本航空が360便、全日空が450便が欠航し、他の航空会社と合わせると1100便余り、9万2000人以上に影響が出ました。来月1日の便も国内線で日本航空が85便、全日空は39便の欠航が決まっていて、約1万5000人に影響が出ています。ピーチ・アビエーションも来月1日は国内線13便、国際線7便で欠航が決まっています。フジドリームエアラインズは、来月1日の国内線5便で欠航する予定です。商業施設にも影響が出ています。京王百貨店新宿店や伊勢丹新宿本店では2時間、前倒しの午後6時に閉店しました。また、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーは閉園時間を1時間、前倒して午後9時にしました。来月1日の開園は1時間、遅くして午前9時からということです。川崎市にあるよみうりランドは、閉園時間を通常の午後8時から午後5時に前倒ししました。

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