使用済み燃料の取り出し遅れ 東芝を聴取へ 規制委[2018/10/11 09:44]

 福島第一原発3号機の使用済み燃料の取り出しが遅れている問題で、原子力規制委員会の更田豊志委員長は機器を受注した東芝から事情を聴く方針を示しました。

 原子力規制委・更田豊志委員長:「クレーンの不具合、燃料取り扱い器の不具合が続いている。元請けの東芝は1F(福島第一原発)検討会に出席する意向を持っていると聞いているので、(東芝から)事情を聴くということになると思う」
 この問題は3号機の使用済み燃料取り出しがクレーンや機器、ケーブルの不具合から遅れているものです。このため、東京電力は燃料取り出し開始を来月から来年2月以降に変更すると表明していて、廃炉工程が大幅に遅れる可能性もあります。更田委員長は「問題箇所を取り換えれば済むという問題ではない」と指摘したうえで、クレーンやケーブルを受注した東芝を近く呼び出し、事情を聴く考えを示しました。

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