性別等で合否差つけない規範　大学医学部長らの団体

　大学の医学部の不正入試問題を受けて医学部を置く大学で作る団体が、性別や浪人の年数で合否に差を設けるのは不適切とする規範をまとめたことが分かりました。

　関係者によりますと、全国医学部長病院長会議がまとめた規範は性別や浪人の年数、年齢で判定基準の差を設けたり、点数を操作したりすることは不適切で許されないとして、来年の春から適用するとしています。また、同窓生の子どもや内部進学者を対象にした特別枠も特定の人に金銭を含む利益を与えない仕組みにするよう求めています。文部科学省から入試について説明を求められている順天堂大学は、この規範に沿って第三者委員会で検証し、近く調査結果を公表する見通しです。