パイロットによる飲酒問題が相次ぐなか、国土交通省は乗務前の飲酒検査を新たに義務付け、アルコール基準を呼気1リットルあたり0.09ミリグラムとする方針を固めました。
日本航空の副操縦士がイギリスで乗務前に酒を飲んで拘束されて実刑判決を受けるなど、パイロットの飲酒問題が相次いでいます。日本の法令では乗務前8時間以内の飲酒を禁止していますが、呼気検査の義務や飲酒量の基準はありませんでした。このため、国交省は新たに乗務前の呼気検査を義務付け、アルコール基準を呼気1リットルあたり0.09ミリグラムとする方針を固めました。道路交通法で0.15ミリグラム以上を酒気帯び運転とする自動車より厳しい基準で、国交省は年内にも通達を出す方針です。
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