社会

2019年3月13日 00:05

東電の原発事故裁判 弁護側が無罪主張し結審

2019年3月13日 00:05

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 強制起訴された東京電力の旧経営陣の裁判の最終弁論で弁護側が改めて無罪を主張し、裁判は結審しました。判決は9月19日に言い渡される予定です。

 東電の元会長・勝俣恒久被告(78)ら旧経営陣3人は、原発事故で福島県大熊町の病院の入院患者に避難を余儀なくさせ、44人を死亡させるなどした罪に問われています。検察官役の指定弁護士は去年12月、3人に対して禁錮5年を求刑しました。12日の最終弁論で、弁護側は「事故の予見可能性は認められない」と述べ、改めて無罪を主張しました。裁判の最後で勝俣被告ら3人は「付け加えることはありません」と述べました。判決は9月19日に言い渡される予定です。

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